あるオッサンのブログ

単なるオッサンの足跡です。

3度もマイホーム買っちゃいました!(その2)

晴天の霹靂

この田んぼの中の住宅街のマイホームにずっと住むことになると信じてました。しかし、本当に人生は一寸先は闇とまでは申しませんが、色んな事があり楽しいです。絶対安泰と思っていた、会社のテレビ事業がおかしくなり工場を閉鎖することになったのが、15年ほど経ったときでした。

工場の閉鎖に伴い、工場勤務者は全て本社工場の横浜への転勤が決まり我が家も横浜に引っ越しすることにしました。人によっては、単身赴任したりしていましたが我が家の場合は、家族全員が田んぼの中の一軒家に未練がなかったのか、あっさりと全員で横浜に移ることになりました。会社近くのマンションを借り上げ社宅として契約してそこに移ることにしたのですが、田んぼの中のマイホームはそのまま残さざるをえなかった。とりあえず、不動産屋に売り出しを依頼して我が家は横浜に移りました。

やっと、マイホーム売れました

田んぼの中のマイホームを残して移らざるを得なかったのは、希望する価格では、売却することはできなかったからです。この時は、既にバブルは崩壊し日本全体が長―いデフレの時代に突入してましたから。それに一軒家っていうのは10年もたつと建物の価値はゼロで土地の値段だけになってしまうので、田んぼの中にあるような土地の値段は安いもので、結局、購入した時の1/3でも売れないような値段になっていたので仮に売ったとしても残債が残るだろうことが容易に想像できたからです。

結局、売れたのはどれくらいたってからだったろうか?10年まではいきませんが5年は確実に経過してました。その間、当然ローンは継続して支払っていたわけです。売却した時ちょうど、きっちりローンがゼロになる金額で、手元には一円も残りませんでした。ちょっと、寂しいですよね。約20年間もローンを払い続けた一軒家を売却して何ら残らないというのは。ちなみに、私たちの家を購入された方は定年退職され第2の人生をスタートされようとしているご夫婦でした。

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みなとみらい

3度目のマイホーム購入

他方、我が家が横浜に移って3年くらい経ったところで実はマンションを購入しました。借り上げ社宅として暮らしていた賃貸マンションがとても狭かったからです。田んぼの一軒家を経験して、さすがに一軒家の資産価値の低下ぶりに見切りをつけマンションを選択しました。

マイホームとして一軒家にすべきかマンションにすべきか、好き好きがあると思いますが今にして思えば、若いうちにマイホームを持つなら、断然マンションにすべきと後輩には勧めますね、きっと。
若いうちは会社の転勤をどうしても避けることができない、もしくは、職を替わるかもしれない、その際、断然マンションの方が売却する際の資産価値が維持されているはずです。
更に最近思うのは、新築ではなく中古を購入して、必要ならリフォームしたほうがよほど費用的に安く仕上がりそうだということ。新築はそれなりに広告費用がかかっていたり、新築という理由だけで価格を高めに設定されているからです。

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近所の風景

このマンションに移って17年になります。社宅からスタートして2件目は戸建てマイホーム、3件目は田んぼの中のマイホーム、横浜の借り上げマンションを経て5件目のマイホームになりますが、快適です。これまで何の問題もなく過ごすことができました。これで我が家の引っ越しも打ち止めということにしたいと思ってます。

いつの間にやら子供たちも結婚して自立し、かみさんと2人だけの生活になってました。そしてこのマンションが一番長く住んでいることになってます。

長らくお付き合い頂きありがとうございました。2回に分けて話してきたマイホームの話もこれでクロージングです。